2010年2月20日土曜日

神器・二種

スノボで山に入るようになって、かなり楽しいこの頃。
今後も冬山に入る事が続くでしょう。

夏でも冬でも、山に危険は付き物です。夏場は天候の急変・滑落・道迷い・体力消耗・怪我などが事故の原因ですが、冬は更に雪崩の危険が加わります。
自分なりに十分注意はしているものの、相手は自然です。予想の付かない事が起こる事もある。
自分が遭難してヘリで救助された時、1フライトで100万円掛かると言われています。救助隊の日当が一人1万5千円。
リスクヘッジのため、遭難時の救護保険に入りました。
山に登る時のパートナーの一人であるFさんと相談したのですが、YAHOOの「ちょこっと保険」という掛け捨ての保険です。これ、月額がかなり安く、月単位で掛ける事が出来るんです。

更に今日は、冬山の三種の神器と言われる道具のうち、二つの神器を入手しました。


ひとつはショベル。
雪洞を掘ってビバークする時や、雪崩被害者の捜索などに必須です。
下の写真のように、分解してザックに収めることが出来ます。


もうひとつは、ゾンデ棒。
これも雪崩被害者の捜索に使うもので、雪の中に埋まった人を雪上から突付いて探します。
普段はこのように折り曲げて収納していますが、使う時にはこれをつなげて長くします。
これも、冬山では必需品。



どちらも、買うのが遅いくらいの大事なもの。
自分の身を守るだけでなく、パートナーのためにも持っていなければならないものです。
三種というくらいですから、もう1つ必要なものがあります。それは、ビーコンです。
雪崩の捜索時、被害者であれば電波を発信/捜索者であれば電波を受信して、埋まった場所の特定に使用する道具です。
ただ、これがなかなか高い!でも、何かあってからでは遅い!
これをebayで海外から安く入手する事が出来ました。アメリカから船便で到着するのはまだ先ですが…

こういったものが必要な遊びをしているんだなぁと実感してます。
次回の山からは、これまでよりもちょっとだけ荷物が増えそうです。

6 件のコメント:

NOBO さんのコメント...

ちゃんと装備をしている時に限って
何も起こらないものです
北海道の冬山は行った事無いのでわかりませんが
チョットした判断ミスが命取りになるのでは無いでしょうか
あの時なんて後悔はしたくないものです

社長 さんのコメント...

備えあれば憂いなしというやつですね。。。

自分は雪に埋もれたら潜望鏡を出して助けを呼ぶことにします(くだらなくてすみませんm(_ _)m)。

まつ さんのコメント...

>NOBUさん、こんばんは。
人間の装備なんて、自然の前ではゴミみたいなものですよね。
でも、可能な限りの装備をしたいものです。
ブログの前面には出したくないのでコメント内で書きますけど、こんな事もあるので…
実際、いつ雪崩れるか分からないので、その点は気をつけます。
http://www.youtube.com/watch?v=6qVwIuznFW0

まつ さんのコメント...

>社長さん、こんばんは。
雪の下から潜望鏡…(^^;
ナイスです!(笑)
私のは寒いと延びないようになっているので無理ですが(爆)

AT-KAZU さんのコメント...

確かに買うのが遅い気が(笑)
1フライト100万って恐ろしい額ですね。
夏なら誰かのように腕立てしてればよさそうですが、冬は危険なので気をつけてくださいね^^;

まつ さんのコメント...

>AT-KAZUさん、おはようございます。
何かあった時にはお金に代えられないのでしょうけど、ヘリを呼んで助けられる自体には絶対になりたくないものです。
ところで、TKNさんが腕立てしてたのは、9月の大雪です。
初雪の直前ですから、冬の直前ですよね。
十分危険です(笑)